2025/11/13
RUNNING WITH THE MIND OF MEDITATION
SAKYONG MIPHAM
瞑想の心でランニング?
になるのかな?
チベットのお坊さんが書いた本です。
お坊さんがランニング?って思いますよね?
ランニングと瞑想って、
一見まったく違うものに思えるけど、
やってみると意外と共通点があるんですよね。
もう10年くらい、
週に2回くらいのペースで走ってるんですけど、
続けているうちにその感覚に気づきました。
走っているときに意識するのは、
大きく分けて3つ。
まず姿勢。
背筋を伸ばして、肩の力を抜く。
頭や骨盤の位置にも意識を向けると、
体全体が自然にバランスを取ってくれる感覚があります。
次に体の使い方。
足や脚、腕の動き、
筋肉の収縮と弛緩を感じながら走ると、
体がただの道具じゃなくて、
自分の一部としてしっかり感じられるんですよね。
そして呼吸。
呼吸のリズムに合わせて足を動かすと、
心が自然と「今ここ」に戻ってくる。
頭の中であれこれ考えそうになっても、
呼吸に意識を戻すだけで、
すーっと落ち着くんです。
なのであんまり早くは走りません。
呼吸がきついと大変なので。
結局ランニングって
瞑想で呼吸に意識を向けるのとまったく同じ感覚。
だから、ランニングは単なる運動じゃなくて、
瞑想みたいな時間でもあるんです。
体の感覚に意識を向けて、
呼吸を整えて、姿勢を感じる。
この3つを意識して走るだけで、
頭の中が整理されて、
日常のざわつきからちょっと離れられる。
形は違っても、
ランニングも瞑想も「自分と向き合う時間」
という意味では
同じ道を歩いているんだなって最近はすごく思います。
で、つい最近、チベット密教のお坊さんが書いた本を見つけたんですけど、
読んでみたら「やっぱりそうだ!」って感じで、
思っていたことが確認できてめちゃくちゃ面白かったです。
いやー、融合してますな!
2025/10/30
英検や資格試験で合格した瞬間、
多くの人は自分の努力を誇らしく思う。
小5で4級、小6で3級または
中学1年生で準2級に合格する子もいる。
確かにすごい!当時の自分には絶対無理!
でも、ちょっと考えてほしい。
合格したあと、
その単語や文法、
読解の知識をどれだけ覚えているだろうか。
テストのためだけに詰め込んだ知識は、
時間が経つとすぐに消えてしまうことが多い。
点数としては合格ラインを超えたかもしれない。
でもそれは、「試験で正解できただけ」で、
本当に自分の力になっているとは限らない。
英検は基本的に4択形式の問題が多い。
ある程度、予想や勘で答えを絞れる場面もある。
これがメリットにもなる。
時間が足りないときでも正解の確率を上げられるし、
試験慣れしていれば合格ラインを十分狙える。
でも同時に、これが大きなデメリットにもなる。
正解したとしても、
それが自分の理解に基づいた答えかどうかはわからない。
つまり、合格しても
「使える英語力」が身についているとは限らないのだ。
だからこそ、
英検はただ合格するためのものではなく、
本当に力をつけるための通過点として使うべきだ。
「早く受かること」だけを目的にしてしまうと、
学びの意味は薄れてしまう。
覚えたことが頭から抜け落ち、
結局使えない知識になってしまう。
大事なのは、
合格証そのものではなく、
「今も覚えている」「今も使える」英語を手に入れること。
単語や文法を覚えるだけでなく、
文章を作って口に出す。
聞いたフレーズを自分で使ってみる。
いわゆる昔ながらのアナログな勉強法で
こうして身につけたものだけが、
本当に使える力になる。
資格はあくまで通過点。
合格だけで満足するのではなく、
学んだことを自分のものにして初めて、
力になる。
結果よりも過程、
合格証よりも「使える力」を大切にすること。
それが、これから先の人生で確実に役立つ力になる。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/10/18
ヨガ教室を始めたのは、もう17年前のことです。
あの頃は「瞑想」という言葉を耳にすることはほとんどありませんでした。
けれど、今では多くの人が知っている言葉になり、
ビジネスや日常の中でも取り入れる人が増えています。
特にこの3つ
「集中力を高めたい」
「ストレスを減らしたい」
「仕事のパフォーマンスを上げたい」
という目的で始める方も多いですね。
瞑想はお金もかからず、
特別な道具も場所も必要ありません。
ほんの数分、自分と向き合う時間をつくるだけ。
リスクのない、
とてもシンプルでパワフルなアクティビティです。
ここでは、自分が教室で初めての方にお伝えしている
簡単な瞑想の仕方をご紹介します。
まずは目を閉じ、ゆっくりと深呼吸をします。
吸う息と吐く息の長さを「1:1」に保ちながら、
呼吸を数える。
最初はこの練習で、
自分の呼吸をコントロールする感覚をつかみます。
次に、呼吸のコントロールをやめる。
意識的に吸ったり吐いたりせず、
ただ自然に任せて呼吸を感じてみてください
呼吸を遊ばせるんですね。
「今、吸っているな」「今、吐いているな」
と気づくだけで大丈夫です。
呼吸の流れを感じながら、
ただ静かにその状態を3分ほど続けます。
最初は短くてもかまいません。
大切なのは「心地よく続けること」です。
瞑想はどこでもできますが、
特におすすめなのはお風呂の中。
温かいお湯に包まれて、
誰にも邪魔されない時間。
とてもリラックスした状態で行えます。
インドのアーシュラム(道場)に滞在していた時、
日本びいきの先生も
「日本人にとってお風呂は最高の瞑想場所だね」
とおっしゃっていました。
静かな時間の中で、自分の呼吸と心を感じる
それだけで、日常が少し軽やかになります。
あとは、信号待ちの車の中でもおすすめです。
瞑想を終えるタイミングは、
後ろのドライバーさんのクラクションの音が合図かもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。