2022/04/06
これを読んでくださっている大半の方々はぼくと同じ世代、
または小学校から高校生までのお子様のいるお父様、お母様であると思うのですが
いかがでしょうか。
僕たちが中学校の時の英語の時間に少し意識をしたかもしれない「英検」の事について
お話してみるので少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
1963年からスタートしているこの英検、ここ過去10年くらいでの受験数が
大きく増えているんですね。
2016年は約1億500万人
2020年は1億2000万人
調べてみて少し驚いたのですが、ずっと右肩上がり。
「英検を持っていても、英語が話せるわけじゃないし・・・」
「4択問題だから適当にマークすれば正解することもあるよ。」
「受験料も高くなっているし、なんか別にいいかな?」
確かに!
ではどうして受験人数がこんなに伸びているのでしょう?
それは
「それぞれの学年での段階、または共通テストに間接的に関係していていて
英語の一つの基準として大事なテストになっている。」
からなのだと僕は思います。
英検5級は中1終了レベル
英検4級は中2終了レベル
英検3級は・・・・
といったような流れですね。
それぞれの段階の基準に達しているのかがわかるテスト。
中学生から高校生の生徒さんすべてに英検の問題をしてもらっています。
小学生5年生に英検4級を!
これは意味のないこと。なぜなら小学校の授業で中2の英語はしません。
英語は言語である以上毎日使わなかったら忘れてしまうのです。
中1、中2が受験するのが最も適しています。
どの分野でも同じですが背伸びはせず、それぞれの段階に見合ったやり方
で行っていくのが一番大事で確実ですよね。
今度の受験日は6月。部活をやっている生徒様が多いので「総体」
と重なってしまうかも?でも、今の英語力を図る基準として
今日もたくさん伝えていきたいな、と天気の良い中、子供の自転車のさび取り
をしながらこう思ったのでした。
2022/04/01

ただいま春休みの真っ最中。6年生は中学1年に、中3は高1、そして高3は大学へ。
英語教室English-Worksでも卒業していく生徒さんが少なからずいらっしゃいます。
3年間通ってきて今度高校入学する生徒さんがいました。
こないだの土曜日が最後のクラスでした。
中1になる前の春休みから通ってきてくれて、丸3年の付き合いとなりました。
初めのころはあまり会話もなく、本人の反応がわからないこともあり「ここに来るのが苦痛なのかも?」
と思っていましたが、それでも毎週やってきてくれます。
体調不良や様々な用事で休むことはあったとしても、
代講日を利用して休んだクラスは
必ずそれを補うといった、責任感のある生徒さんだな、
という印象に変わっていきます。
学校の成績は毎回の定期テストではクラス平均よりも少し下だったのですが
毎回教室に入ってくるときは
「こんにちわ」
クラスが終わって帰るときには
「ありがとうございました」
と大きな声であいさつしてくれます。
こちらから話しかけた分だけの反応が返ってこない場合、誰しも相手のイメージという
のは少しネガティブにとらえがちです。
彼は彼なりの方法でコミュニケーションを図ってくれていたのです。
最後の日その生徒さんのお母様とご挨拶を交わした際に
嬉しいお言葉をいただきました。
「こちらに通って英語だけは嫌いになることはなりませんでした」
僕がやっていきたいのはこの生徒さんとそのお母様が感じてくれたもので
「少しでも英語が楽しい!」 または
「コージとの英語をするのであればいいかもね。」
と思ってくれること。
それを体現することができた自分にとってステキな日でした。
成績はもちろん大事なのですが、一般的に当たり前といわれていることが
きちんとできていたり、この生徒さんのようにすこーしでも
「英語ってそんなに悪くないかも?」
と思ってくれたらうれしくてたまらないのです!
2022/03/25
小学生用にネタ帳を書きます。
当時のものが出てきたので掲載してみますね。

内容よりも絵を描くことが好きになって時間が2時間くらいかかったものでした。
さてさて、4月から新年度でこの英語教室17年目になります。
始めたきっかけ、なんだったかな?
思い返してみます。
きっかけは友人のちょっとした一言でした。
「やってみたらいいんじゃない?」
たしかに!
当時31歳。20代のころ、約3年間英語の勉強であちこち
出かけた後日本で何かの仕事に就こう、
できれば英語関係の事で仕事したいなと、と考えていた時でした。
教室はいろいろな方の手助けもあり
実家の近くの公民館をお借りして近所の小学生13人と一緒に始めました。
英語をしゃべるのと教えるのとでは全く異なる分野です。
黒板に英文を書いているときに、小学生4年生の女の子がこう指摘してきます。
「あっ、手が震えてる!」
容赦がありません。
英語の教室以外にイベントとしてクリスマス会をしたり、外に出かけてダッシュして
競争したり。
その後中学生クラス、高校生クラスと幅を広げていくことになります。
学校で習う「英語」というのはコミュニケーションを伴う言語であって、テストの正
解、不正解で図るものではないと思います。
成長するにつれて大人とは敬語で話さないといけない、というルールが自然に身につ
く前の小学生の時から日本語とは異なる言語の「英語」を使ってコミュニケーション
をとっていく。
小学生のころから教室に来られている中学生、高校生の生徒さんはそれこそ僕とは敬
語を使って話をしません。おそらく自分よりも英語のことに詳しい人、というように
見てくれているのでお互いにやりやすいと感じています。
同じ目線で、上下関係なしで英語をやっていくのが最高の目的です。