2025/10/18
ヨガ教室を始めたのは、もう17年前のことです。
あの頃は「瞑想」という言葉を耳にすることはほとんどありませんでした。
けれど、今では多くの人が知っている言葉になり、
ビジネスや日常の中でも取り入れる人が増えています。
特にこの3つ
「集中力を高めたい」
「ストレスを減らしたい」
「仕事のパフォーマンスを上げたい」
という目的で始める方も多いですね。
瞑想はお金もかからず、
特別な道具も場所も必要ありません。
ほんの数分、自分と向き合う時間をつくるだけ。
リスクのない、
とてもシンプルでパワフルなアクティビティです。
ここでは、自分が教室で初めての方にお伝えしている
簡単な瞑想の仕方をご紹介します。
まずは目を閉じ、ゆっくりと深呼吸をします。
吸う息と吐く息の長さを「1:1」に保ちながら、
呼吸を数える。
最初はこの練習で、
自分の呼吸をコントロールする感覚をつかみます。
次に、呼吸のコントロールをやめる。
意識的に吸ったり吐いたりせず、
ただ自然に任せて呼吸を感じてみてください
呼吸を遊ばせるんですね。
「今、吸っているな」「今、吐いているな」
と気づくだけで大丈夫です。
呼吸の流れを感じながら、
ただ静かにその状態を3分ほど続けます。
最初は短くてもかまいません。
大切なのは「心地よく続けること」です。
瞑想はどこでもできますが、
特におすすめなのはお風呂の中。
温かいお湯に包まれて、
誰にも邪魔されない時間。
とてもリラックスした状態で行えます。
インドのアーシュラム(道場)に滞在していた時、
日本びいきの先生も
「日本人にとってお風呂は最高の瞑想場所だね」
とおっしゃっていました。
静かな時間の中で、自分の呼吸と心を感じる
それだけで、日常が少し軽やかになります。
あとは、信号待ちの車の中でもおすすめです。
瞑想を終えるタイミングは、
後ろのドライバーさんのクラクションの音が合図かもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2025/10/17
今度行う共通テスト講座の内容はこんなやつ。
「水溶性食物繊維と不溶性食物繊維」。……
正直、タイトルだけで教室の空気が少し冷えるのがわかる。
高校生にとって「食物繊維」と聞いて
テンションが上がることはまず100%ないですよ。
問題を作った人、どんな性格してるのでしょう?
水溶性食物繊維は、水に溶けるタイプ。
果物、こんにゃく、納豆、オートミール、きのこなどに多く含まれ、
血糖値の上昇をゆるやかにし、腸内で善玉菌を育てる。
不溶性食物繊維は、水に溶けないタイプ。
豆類、ごぼう、玄米などに多く、腸の動きを促す。
お腹の掃除屋さんだ。——はい、ここまでが“知識”。
でも、こうした知識、高校生は持っていないだろう。
授業で触れることも少ないし、
生活の中で意識することもほとんどない。
腸の働きより、
模試の判定やスマホの通知の方がよほど身近で現実的。
講座中に「へえ〜」という反応が返ってきたら、
それはたぶん眠気と戦うための生理的反応なのかな?
でもテストに出るんですよ。
そこが厄介。
興味がなくても、
出題されるなら覚えるしかない。
だから言う。
「感情を捨てろ。淡々と読むこと。」
個々の内容に出てくる単語のジャンルを押さえておく。
果物とか豆とか、きのことか、
まあ聞いたことはあるけど家で本当に食べてるかは別問題。
カップ麺派でも構わない、
テストの点さえ取れれば。——それで十分だ。
学びには、時として“面白くないことを、
面白くなく受け止める力”が必要。
情熱がなくても、理解はできる。
理解が積み重なれば、点数になる。
点数は最終的に合否を分ける。
結果的に、なにかが少し動く。
というわけで次回の講座、
「腸内環境で差がつく共通テスト」編。
興味はなくていい。
冷静に、静かに、
そして少し笑いながら、乗り越えていきましょうか?
もし講座後にコンビニで果物を見かけたら、
「お、これは復習の一環か」と自分に言い訳してもいい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!