学校に行けない (松本コージ編)
2022/07/23
昔から自分が思っている事を人に伝えるのが大の苦手でした。
こうして、誰かが読んでくれるかもしれない媒体に
に文章を書くのもいまだに違和感を感じています。
なぜなら「あれ?俺が話すとその場の空気が何微妙になってしまうぞ…」
勘違いだったのかもしれませんが、
そうした場面がたくさんあったためでした。
「これはみんなのために何も言わない方がいいかもな」と思って以来
感情はなるべく自分の中だけにとどめておこうと思ったのです。
高2の夏休み明け、ネガティブな感情が手伝って朝、体を起こすことができなくなり
学校に行かなくなりました。当時のクラスの担任の先生、
学級委員長が心配し電話をかけてくれても
電話口に出ることが出来ない。唯一仲の良かった友達が自転車で1時間かけて
訪ねてきてくれても部屋の中から出れなくて
結局その友達とも会わずじまいで帰してしまう。
こうした状態は1年半続きます。
その間何を考えていたかというと、100%ネガティブなことばかり。
バイトでもしようかと思い面接を受けても、未だに覚えているのですが
面接を担当した人はバイト仕事内容の説明よりも、
17歳で高校中退。どうしてやめたのか?タバコでも吸ったのか?、
喧嘩でもして退学になったのか?そんなことばかり聞いてきます。
挙げ句の果てにとどめのセリフ
「これから高校くらいでてないとどうしようもない人間になるぞ」とのこと。
まあこれは大はずれだったのですけどね。
中学生の不登校の比率は1.7%。100人中、約2人。
全体の98%の人がしていることが出来ない自分。
多かれ少なかれ、僕が体験したような感情に陥りがちです。
これまで「不登校」の生徒さん数名の接してみて感じたことは
僕が体験者だったのもあって、みんなみんな優しい子たちでした。
自分に思いを人に伝えるのがとっても苦手だったり、自分に世界を確立していて
周りに合わすことができなかったり。
コミュニケーションの1つのツールである「英語」を通じて、
何かお手伝いできることはないのかな?と日々模索しているところです。