まるでカレーのように、毎日の会話に自然に溶け込む日本語――それが「ちょっと」

2025/09/08

こないだ、英語教室で生徒さんと話していて、
それ以来とても気になる日本語があります。
それは―― 「ちょっと」

 

 

 

 

 

 

「少し」という意味だけでなくお願いしたり、
断ったり,感情を表したり…
とにかく便利すぎる言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも英語に直すと、
意外と難しいんです。
一語でニュアンスを
そのまま置き換えられないことが多いからです。

 

 

 

 

 

 

 

教室で使っているんじゃないかな?
という状況をいくつか思い返してみました。

 

 

 

 

 

 

 

① 基本の「少し」

 

ちょっと待ってて
先生がプリントを準備しているときに
→ 「ちょっと待っててね」

今日ちょっと寒いね
教室の空調が効きすぎているとき
→ 「エアコンちょっと寒いね」

 

 

 

 

 

 

 

② 声かけ・お願い

 

ちょっといいですか?
生徒が先生に質問するとき
→ 「ちょっと質問してもいいですか?」

ちょっと手伝ってくれる?
ペア活動やグループ活動で
→ 「ちょっと隣の人を手伝ってくれる?」

 

 

 

 

 

 

 

③ やんわり断る・遠回し表現

 

それはちょっと難しいかもしれません
生徒が答えに迷ったとき
→ 「それはちょっと難しいかも」

今日はちょっと行けそうにないです
生徒さんからのお休みの連絡
→ 「今日はちょっと部活でいけそうにないです」

 

 

 

 

 

 

 

④ 感情表現(驚き・強調)

 

ちょっと驚いたよ
先生の発音や答えに驚いたとき
→ 「その答え、ちょっと驚いた!」

れ、ちょっと感動しすぎて泣きそう・・・
英語教材や動画の感想で
→ 「この教材のストーリー、ちょっと感動した!」

それでいくとちょっとこの文法にはあてはまらんかもね
文法説明や解説のとき
→ 「それでいくとちょっとこの文法にはあてはまらんかもね」

 

 

 

 

 

 

「ちょっと」は、単なる「少し」ではなく、
お願い・断り・驚き・強調 など、
場面によって意味が変わる、とても便利な言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

英語にはこれを一語で置き換える表現がないので、
状況に応じて言い方を変える必要があります。

 

 

 

 

 

 

言葉は小さくても、魔法のように力を持つ。
『ちょっと』がそれを教えてくれます!

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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