2025/10/17
今度行う共通テスト講座の内容はこんなやつ。
「水溶性食物繊維と不溶性食物繊維」。……
正直、タイトルだけで教室の空気が少し冷えるのがわかる。
高校生にとって「食物繊維」と聞いて
テンションが上がることはまず100%ないですよ。
問題を作った人、どんな性格してるのでしょう?
水溶性食物繊維は、水に溶けるタイプ。
果物、こんにゃく、納豆、オートミール、きのこなどに多く含まれ、
血糖値の上昇をゆるやかにし、腸内で善玉菌を育てる。
不溶性食物繊維は、水に溶けないタイプ。
豆類、ごぼう、玄米などに多く、腸の動きを促す。
お腹の掃除屋さんだ。——はい、ここまでが“知識”。
でも、こうした知識、高校生は持っていないだろう。
授業で触れることも少ないし、
生活の中で意識することもほとんどない。
腸の働きより、
模試の判定やスマホの通知の方がよほど身近で現実的。
講座中に「へえ〜」という反応が返ってきたら、
それはたぶん眠気と戦うための生理的反応なのかな?
でもテストに出るんですよ。
そこが厄介。
興味がなくても、
出題されるなら覚えるしかない。
だから言う。
「感情を捨てろ。淡々と読むこと。」
個々の内容に出てくる単語のジャンルを押さえておく。
果物とか豆とか、きのことか、
まあ聞いたことはあるけど家で本当に食べてるかは別問題。
カップ麺派でも構わない、
テストの点さえ取れれば。——それで十分だ。
学びには、時として“面白くないことを、
面白くなく受け止める力”が必要。
情熱がなくても、理解はできる。
理解が積み重なれば、点数になる。
点数は最終的に合否を分ける。
結果的に、なにかが少し動く。
というわけで次回の講座、
「腸内環境で差がつく共通テスト」編。
興味はなくていい。
冷静に、静かに、
そして少し笑いながら、乗り越えていきましょうか?
もし講座後にコンビニで果物を見かけたら、
「お、これは復習の一環か」と自分に言い訳してもいい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!